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公務員必見!自己PRの書き方と履歴書に使える具体例【テンプレートあり】

多くの公務員の方が、転職活動の際に自己PRの書き方に悩みます。

自己PRは応募先に自分をアピールする重要な要素です。この記事では公務員向けに基本的な自己PRの書き方を解説しています。記事を読めば、より効果的な自己PRの書き方がわかります。

具体的な例文や面接対策も紹介しているので、転職を考えている看護師の方はぜひ参考にしてください。

目次

自己PRの基本構成

自己PRは以下の順番で書きます。基本構成を意識すれば、読みやすく印象に残りやすい自己PRを作成できます。

  1. 強みやアピールポイント
  2. 具体的なエピソード
  3. 将来の展望

強みやアピールポイント

最初に、結論である自分の強みやアピールポイントを述べます。強みやアピールポイントは、採用担当者に最も伝えたい部分です。簡潔明瞭に述べることで採用担当者にインパクトを与えやすくなります。

公務員の強み・アピールポイント例
公務員として培った行政手続きの専門知識と調整力を活かし、民間企業の業務プロセス改善に貢献できます。多岐にわたる関係部署との連携やプロジェクト管理の経験を持ち、迅速かつ効率的な問題解決を実現します。堅実な業務遂行とコミュニケーション能力で、貴社の発展に寄与できると確信しています。

具体的なエピソード

自分の強みを述べたあとに、具体的なエピソードを用いて説明します。強みを裏付けると信憑性が増すためです。過去の職場での実績や成功体験などを挙げると効果的です。

経験・エピソード例文
市役所での複雑な許認可手続きを効率化し、年間20%の処理時間短縮を達成しました。特に、庁内のデジタル化ではプロジェクトチームに属し内部の調整・ベンダーとの調整を行い、行政のデジタル化を担うことができました。この経験を活かし、貴社の業務改善やプロジェクト達成に向け貢献できると考えています。

将来の展望

最後に将来の展望を述べます。将来の目標や、新しい職場でどのように貢献できるかを具体的に示し、向きな姿勢と意欲をアピールします。

将来の展望例
公務員として多様な業務を経験し、柔軟な対応力と課題解決力を培いました。今後は新しい環境で自らの可能性を広げ、さらなる成長を目指しています。未知の分野にも積極的にチャレンジし、常に自己研鑽を続ける姿勢を大切にしています。この挑戦精神を活かし、貴社の発展に貢献できると確信しています。

【公務員向け】自己PRのポイント

自己PRの書き方は、以下のとおりです。

  • 自己分析で強みを洗い出す
  • 強みを実証できるエピソードを選ぶ
  • 応募先のニーズに合わせてまとめる

自己分析で強みを洗い出す

自己分析は自己PRの基礎です。自分の強みを洗い出すために、過去の経験を振り返りましょう。情報を整理するために、スキルや知識のリストを作成することがおすすめです。プロジェクトリーダーの経験やこれまで担ってきた事業体験など基に自分の強みを具体的にリストアップします。

職務経験のほか、勉強や研修の内容、自己研鑽の成果(資格・スキル)なども書き出してください。過去の経験を整理することで、自分の強みが実際の業務でどのように役立つかを具体的に説明できます。

周囲の人からフィードバックを受けることもおすすめです。第三者の視点で、自分では気付けなかった強みや改善点がわかります。自己評価と他者評価を比較・分析することで、より正確な自己分析が可能です。

自分の興味や価値観を明確にしてキャリア目標と照らし合わせることで、今後どのような方向に進むべきか見えてきます。

サク主任

実際に書き出してみると整理しやすい!

強みを実証できるエピソードを選ぶ

強みを実証するためには、裏付けとなる具体的なエピソードが必要です。エピソードを入れることで、より説得力のある自己PRになります。

以下のようなエピソードを取り入れてみましょう。

  • コミュニケーション能力を発揮した
  • トラブル・災害時に冷静に対応した
  • チームワークを発揮した
  • 教育や研修を受けスキルアップした
  • 継続的にNPO団体でをボランティアをした
  • 資格・スキル習得を身に付けた

応募先の求めるスキルや能力に合ったエピソードを選ぶことで、採用担当者に強い印象を与えられます。

僕は簿記・FP取得やブログ発信によるマーケティングを中心に強みに変えたよ!

応募先のニーズに合わせてまとめる

自己PRをまとめる際は、応募先の病院や施設のニーズを把握することが大切です。求人情報や病院のWebサイトなどを参考にしながら、応募先が求める人物像に自分の強みがどう役立つかを考えます。自分の強みを具体的なエピソードで示し、応募先のニーズに合わせてまとめることで、説得力のある自己PRを作成できます。

チームワークを重視する病院では、チームで協力した経験を強調しましょう。応募先の理念が「患者中心のケア」を掲げている場合、患者の立場に立って行動したエピソードを紹介すると効果的です。患者とのコミュニケーションを大切にして信頼関係を築いた経験を述べることもおすすめです。

採用担当者が重視する業務経験や実績も具体的に述べると説得力が増します。リーダーシップ経験が重視される場合は、チームをまとめ上げてより良い看護へつなげた経験を紹介します。

応募先の課題解決に貢献できる点があれば、積極的にアピールしましょう。応募先が看護体制の改善に取り組んでいる場合は、自分の経験が課題の解決に活かせることをアピールすると効果的です。応募先のニーズに合わせて自己PRをまとめることで、採用担当者に強い印象を与えられます。

【公務員向け】自己PRの具体的な書き方

公務員の自己PRの具体的な書き方は、以下を参考にしてください。

  • 【例文】強み・長所をアピールする
  • 【例文】経験・スキルをアピールする
  • 新卒・若い年代の場合はチャレンジ精神をアピールする

【例文】強み・長所をアピールする

強み・長所をアピールする例文は、以下のとおりです。

企画調整部署で5年間、政策立案やプロジェクト管理を担当し、部門間の調整や円滑な進行を実現しました。迅速な問題解決力と高いコミュニケーション能力を活かし、効率的な業務推進をサポートしました。新しい環境でもこれらの経験を活かし、貴社のプロジェクト成功に貢献し、さらなる成長を目指します。

「チームワークを重視し、他職種と円滑にコミュニケーションを取ることが得意です。上司・部下、関係団体などと協力し、最適な選択を共有できるよう取り組んでいました」

急変対応の経験が豊富で、緊急時でも冷静に対処し、チーム全体をリードすることが多々あります」

自発的に勉強会や研修に参加し、最新の行政政策や他の自治体の取り組みについて学んでいました。学んだことはインプットするだけでなく、noteやメモにアウトプットすることで業務にも活かせることがないかまとめていました。」

まとめの言葉は、以下を参考にしてください。

「前職での経験から、私は同僚やステークホルダーとの信頼関係を築きながら、チームとして最高の仕事を提供できると確信しています。これからも強みを活かしてお客様に寄り添った提案、そして御社へ寄与できるよう頑張りたいと考えています」

【例文】経験・スキルをアピールする

経験・スキルをアピールする例文は、以下のとおりです。

「私の強みは、公務員として培った法令遵守と高い倫理観を持ち、経験から得た調整力と問題解決力が強みです。地域や企業との連携を重視し、信頼関係を築きながらプロジェクトを成功に導いてきました。これらのスキルを活かし、貴社の発展と持続的な成長に貢献できると確信しています。」

簿記資格FP資格を所持しており、分析や資格知識を活かした提案を得意としています。また、ブログやSNS発信を通して分かりやすく共感してもらえるライティングも得意分野です。自分の経験と資格・スキルを生かし、貴社での業務に貢献できると確信しています」

サク主任

資格やスキルを持っている人はアピールしよう。

新卒・若い世代の場合はチャレンジ精神をアピールする

新卒や若い世代の場合でも、効果的にアピールできる方法があります。それは「若さとチャレンジ精神」を活かすことです。転職市場で若さとやる気は経験に勝ります。30代後半になると転職が厳しくなる一方で、20代公務員であれば引く手あまたです。

それだけ若い人材は企業に求められる存在です。

  • さまざまな経験
  • 習得したスキルや知識
  • 前向きな転職理由
  • どのように成長してきたか
  • 応募先の職場で貢献できること

上記を整理しつつ文字・言葉にできるようにまとめておきましょう。自己PRのみならず面接でも必ず聞かれるポイントです。

新卒・若い世代の場合、短い公務員経験の中で何を大切に仕事をしていたか・何を身に付けたかを述べます。公務員ではなく民間企業でしか挑戦できないこと・成長意欲があることなどをアピールしましょう。新しい環境に順応しやすいことやチームワークを大切にする姿勢を示すことが重要です。

即戦力として期待できることが採用担当者に伝わります。
≫新卒・若い世代の公務員におすすめ転職エージェント

【公務員向け】自己PRを書くときの注意点

自己PRを書く際は、いくつか注意点があります。以下の点を押さえて効果的な自己PRを書き上げましょう。

  • 志望動機と混同しない
  • 否定的な内容を書かない
  • アピールポイントを1つに絞る

志望動機と混同しない

自己PRと志望動機は混同しないよう気を付けましょう。自己PRは強みやスキルをアピールし、志望動機は応募先を選んだ理由を説明します。同じ内容を繰り返さないよう注意してください。

自己PRは応募者自身に焦点を当て、スキルや経験を具体的なエピソードを交えて示します。コミュニケーション能力の高さをアピールしたい場合、実際に業務から感謝されたエピソードや改善できたことを具体的に挙げると効果的です。

一方、志望動機は応募先の魅力や貢献について述べます。応募先の企業理念に共感し、自分がどのように役立てるかを具体的に説明します。
» 公務員向けの志望動機の書き方とポイントを解説!

否定的な内容を書かない

自己PRを書くときは、否定的な内容を避けましょう。否定的な内容はマイナスの印象を与えます

自分の過去の失敗や弱点に関する話題は避け、成功体験や強みを中心に述べるようにします。以前の職場での失敗について書くのではなく、経験から学んだことや成長した点を強調してください。書き方を工夫することで前向きな成長や学びを強調でき、採用担当者に対して良い印象を与えられます。

アピールポイントを1つに絞る

自己PRはアピールポイントを1つに絞ることが重要です。採用担当者に一貫した印象を与え、記憶に残りやすくするためです。さまざまなスキルや経験を持つ公務員が強みをすべて列挙すると、重要なポイントが曖昧になります。

簡潔でわかりやすい文章は読み手に強い印象を与えるため、アピールポイントは1つに絞りましょう。

【公務員向け】面接で自己PRする際のポイント

公務員が面接で自己PRする際のポイントは、以下のとおりです。

  • 履歴書の内容に沿って話す
  • 結論から簡潔に話す
  • 明るくハキハキと答える
  • 転職希望先に合わせてアピールする

履歴書の内容に沿って話す

面接では履歴書の内容に沿って話すことが重要です。採用担当者は履歴書を見ながら質問をするためです。履歴書の内容を熟知していることをアピールすることにもつながります。履歴書と異なる内容を話すと信頼性が損なわれてしまうため注意してください。

履歴書に記載した経験やスキルを具体的な事例とともに説明すると効果的です。採用担当者にスキルや経験の証明を示すことができ、信頼感が増します。履歴書に書ききれなかった内容を補足することも大切です。採用担当者に対して自分の経験やスキルをより深く理解してもらえます。

履歴書の内容を活用して面接を受ければ、自分の強みを最大限に伝えられます。
» 公務員向けの履歴書の書き方とポイントを解説!

結論から簡潔に話す

面接も履歴書の書き方と同様に、結論から簡潔に話すことを意識しましょう。面接時間は限られており、効率的に自分をアピールする必要があります。結論から話すと要点が伝わりやすくなり、採用担当者に強い印象を与えます。以下のように話しましょう。

「私の強みは調整力です。これまで多くの事業遂行の中で内部関係者のみならずステークホルダーと良好な関係を築いてきました」

自己PRの場面では「私は〇〇の経験を持っています」と最初に伝え、具体的なエピソードや成果を補足します。結論を先に述べることで話がわかりやすくなり、相手の記憶にも残りやすくなります。

明るくハキハキと答える

面接では明るくハキハキと答えましょう。相手の目を見て笑顔で答えることを心がけてください。明るくハキハキとした態度は、コミュニケーション能力の高さを表します。看護師は患者や同僚とのコミュニケーションが重要なため、好印象を与えることがポイントです。

明るくハキハキと答えることは自分の気持ちが相手に伝わりやすくなるだけでなく、自信を持っている印象を与えます。アイコンタクトをしながら話せば相手に対して敬意を示せるとともに、相手も親しみやすく感じます。面接の場では受け答えの態度も成功の鍵です。

転職希望先に合わせてアピールする

面接では転職希望先に合ったアピールが重要です。業界や職種によって求められるスキルや特性が異なるからです。

以下のような違いがあります。

  • 経理・財務職:正確かつ迅速な処理、分析力
  • 労務・総務職:労働基準法や内部規則など理解力
  • 企画・営業職:プレゼン・説明力やチームワーク

転職希望先に合ったアピールをするために特徴をリサーチしましょう。企業の方針を理解した上で自身の経験やスキルがどのように役立つかを話すと効果的です。チームワークを企業であれば、過去にチームで取り組んだプロジェクトや成功事例を具体的に説明すると説得力が増します。

学習意欲や自己成長の意欲をアピールすることも重要です。今後も自分が成長し続け、企業に貢献できることを示すためです。過去の具体的な成功事例や成果も交えて話すと、信頼感が高まります。

転職希望先の特徴やニーズに合わせて具体的なエピソードや実績を交えながら自分の強みをアピールしましょう。採用担当者に「この人はうちの会社で活躍できそうだ」と思わせれば、採用に一歩近づけます。

まとめ

自己PR文は基本構成に沿って作成することが大切です。強みやアピールポイント、具体的なエピソード、将来の展望の3つで構成します。強みを洗い出すために、まずはスキルや知識をリストアップしましょう。周囲の人からのフィードバックを受けるのも効果的です。

文頭で自分の強みやアピールポイントを明確にし、次に具体的なエピソードで裏付けます。最後に将来の展望を示して文章をまとめることで、採用担当者に強い印象を残せます。

アピールポイントを1つに絞ると、より効果的です。転職活動において自己PRは非常に重要です。基本構成に沿って、応募先のニーズに合わせた自己PRをまとめましょう。
» 公務員の転職事情と進め方、転職方法を解説!

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